痩せるために運動を始めたのに、運動の後に食べ過ぎてしまい結果的に全然痩せなかったという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?実は運動することでより食欲が刺激され、いつも以上に食べてしまうというのはある意味仕方ないことなんです。
運動以外にも知らぬ間に食欲を刺激してしまっている習慣があるかもしれません。気づかぬうちに癖になってしまっていることを見直して、太りにくい体質に変えていきましょう。
運動
痩せるためにジムに行ったり、ランニングをしている人は多いと思います。しかし、痩せるために行っている運動によって身体が糖質を欲する状態になってしまっています。
運動する時にエネルギーを使いますが、その時に消費しているエネルギーは脂肪ではなく、ほとんどが糖質です。糖質が使われた後の身体は早くそれを元に戻したがるため、運動後は糖質を食べたくなります。
さらにジムやランニングで体を動かし、汗をかいた達成感から気持ち的にもご褒美として、いつも以上にご飯を食べたり、ビールを飲んだりしてしまうものです。
こうなってしまうと、運動してもそれ以上にカロリーを摂取してしまい、食欲も増し、痩せにくい身体になってしまいます。
ランニングを1時間したとしても消費するカロリーは女性の場合400kcal程度で菓子パン一つ分にしかなりません。痩せるために運動はした方がいいのですが、運動したからといって食べ過ぎは控えるようにしましょう。
高GIな炭水化物
GI値とは食後の血糖値の上昇を示す数値です。
GI値が低い食べ物は血糖値の上昇が緩やかでゆっくり身体に吸収されていくので、ダイエットに適しています。
一方、高GI食品を食べると血糖値が一気に上がり、「インスリン」という血糖値を正常値に下げてくれるホルモンを急いで分泌します。インスリンは血糖値を下げる作用以外にも、脂肪を作り、脂肪の分解を抑える働きがあるので、肥満の原因になってしまいます。
そして厄介なことに、高GI食品を食べて、インスリンが出すぎると、正常値以下の血糖値まで下げてしまうことがあります。
つまり、血糖値を上げる食事をしたのに、大量のインスリンが急に出てしまうことで、身体が低血糖状態になってしまい、また何か食べたくなってしまうというスパイラルに陥ってしまうのです。
控えるべき高GI食品
食品 | GI値 | 食品 | GI値 |
白砂糖 | 109 | 黒砂糖 | 99 |
どら焼き | 95 | 菓子パン | 95 |
フランスパン | 93 | 食パン | 91 |
チョコレート | 91 | ジャガイモ | 90 |
白米 | 88 | ドーナツ | 86 |
うどん | 85 | お餅 | 85 |
ナン | 82 | ニンジン | 80 |
クッキー | 77 | ベーグル | 75 |
インスタントラーメン | 73 | 胚芽精米 | 70 |
ジャンクフード
ハンバーガーやポテトチップスに代表するジャンクフード。ジャンクとは「くず」という意味で、ジャンクフードは高カロリーで低栄養、添加物も多く食べる価値のないもののことを指します。
このジャンクフードは中毒性があり、普段から口にしていると糖質を欲してしまう身体にしてしまう原因の一つです。
具体的にジャンクフードとはファストフードに売られているハンバーガーやポテト、ドーナツ。コンビニにあるホットドッグやボテトチップスなどのスナック類。アイスや炭酸飲料もジャンクフードです。
これらは栄養がほとんどなくカロリーが高く、多くの糖質が含まれているので、急激に血糖値を上昇させます。それに加えてかなり多くの添加物が含まれていることも問題です。
多くの添加物によって、脳の快楽中枢を刺激します。ジャンクフードの中毒性は麻薬にも匹敵するといわれているほど強力です。健康のことを考えるならまず最初にやめるべきです。
いかがでしたでしょうか?気づかぬうちにやってしまっていたことが1つはあったのではないでしょうか?
自分の習慣を見直して、糖質量を上手にコントロールして太りにくい体質に少しづつ変えていきましょう。